一人でいるなら

 友達が居ないことにおける最大の弊害は何か?

 新しいことに挑戦する機会が極端に減ってしまうことである。こうやって言うと大層なことに聞こえるかもしれないけれど、例を挙げれば一気に身近なものになるだろう。一人で知らない店に入るのに躊躇ってしまうのがそれである。さらに、一人だと情報網も狭い者になるから、知らない店を認知することすらないかもしれない。

 この大学生生活の中で、いろいろな方面に友人がいる人はいろいろな誘いを受けて、様々な体験をする。今まで知らなかったことを多く知るようになるだろう。逆に、一人でいるような人にとっては、自分が認知している世界だけが世界である。自分の持つアンテナの高さだけで世界の広さが決まってしまう。

 一人が悪いとは言わない。例えば、本を読みまくっている人がいるとする。その人は絶対的に孤独なのかもしれないが、アンテナの高さは誰にも負けないかもしれない。スカイツリーくらい。やせ我慢ではなく、一人で居た方がいいと思ってさえいるかもしれない。一人もいいものじゃん。

 まあそんなことは言っても、俺は友達が多いわけでもなく本の虫でもない。そんな俺はどうすればいいんだろう、と考えたが、やはり一人でもいいわけだ。ただ一人でいる代わりに、一人でいる際の弊害に邪魔されるような生き方はしたくない。

 どうすんの?と言うと。下鴨神社ライトアップに一人で行ってみたり、観光地を一人でぶらりと歩いてみたりしていることからも分かるように、一人で行動することに躊躇わない。そしてアンテナは常に高く張っておく。アンテナに関しては簡単である。関心のある事柄を設定しておけばグーグルが教えてくれる。これだけじゃ足りないから検索エンジンを最大限に利用する。

 一番難しいのは一人であることに躊躇わないこと。慣れてきたとはいえ、慣れない。一人で居ると人と会話をしないから、脳内で自分反省会が開かれやすい、そしてカップルやイケメンを見て「俺は……」となる場合が多い。反省して改善しているからいいのかもしれないけど、メンタルヘルス的によくない。それで「一人で行くのはやめとこかな」と思い直してしまう事がある。

 明日神戸に行くか行かないかで迷っている。(金額的引き合いにだしてみるが)女装グッズ買って「俺かわいい~♡」ってやっている方が間違いなくメンタルヘルス的には健康である。神戸の千万ドルの夜景を見るならカップルがいるから精神衛生上は最悪なのだ。

 悩むね。